消 化 器 内 科 私たちは日常的に食事をして栄養を摂取し、他方において食べ物の残渣や腸内細菌、老廃物などを体外に排出しています。こうした重要な働きに大きく関わっているのが消化器系です。 消化器の病気には、一過性のものもあれば長期的な治療を必要とするものもあります。また、病気ではなく心の悩みやストレスが消化器の症状として現れることも少なくありません。 一方で、自覚症状がなくても早期のがんが潜んでいる可能性は否定できません。 年々がんに罹患する方の数は増加しており、その多くを占めるのが大腸がん、胃がん、膵がんなどの消化器がんです。 消化器の症状が気になる方、また定期的な検査をご希望される方は、お気軽にご相談下さい。 - 当院の内視鏡検査 - 当院では富士フィルム社製の「新世代型内視鏡システム LASEREO」を導入しています。レーザー光源装置を用いており、白色光用とBLI用の2つの波長のレーザーを搭載しています。 2種類のレーザーの発行強度比を変えることで、白色光観察と狭帯域光観察それぞれに適した光を照射し、粘膜のわずかな色の変化を詳細に観察でき、炎症や発赤調、褪色調の病変の診断に力を発揮します。 胃がん検診で2次精密検査が必要と言われた方、大腸がん検診で2次精密検査が必要と言われた方、胃腸症状のある方、ピロリ菌が心配な方などは一度当院へご相談ください。 - 胃カメラ検査 - 鼻からの経鼻検査と口からの経口検査からお選びいただけます。 極細の内視鏡スコープが登場して、鼻から挿入する経鼻胃カメラ検査が可能になっています。 触れられただけで強い嘔吐感が反射的に起こる舌の奥に直接スコープが当たることが少ないため、苦しさの少ない胃カメラ検査が可能となっています。 胃カメラ検査にご不安がある方、ご不明な点がある方、ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。 - 大腸カメラ検査 - 下剤を使った前処置で大腸に便が残っていないきれいな状態にして、肛門から内視鏡スコープを挿入して大腸粘膜を観察します。 直腸から盲腸までの大腸全域の粘膜を丁寧に観察し、炎症や潰瘍、ポリープ、がんなどの病変の有無を確認します。 検査中に発見した前がん病変の大腸ポリープはその場で切除することができますので、将来の大腸がん予防にもつながります。 (ポリープの大きさや出血のリスクなどによっては、近隣の総合病院や大学病院へご紹介させていただくこともございます。) - 内視鏡洗浄装置 - 日本消化器内視鏡学会の内視鏡洗浄・消毒ガイドラインに従い、検査ごと洗浄・消毒を行っていますので安心して検査を受けてください。